【 ポマール最上畑の超秀逸年 】
存在自体が貴重な「オスピス・ド・ボーヌ」。
「ニコラ・ロラン」とその妻「ギゴーヌ・ド・サラン」によって1443年に設立されたのがその始まりです。
オスピス・ド・ボーヌとは、中世当時の慈善療院。
設立当時のフランスをはじめヨーロッパ諸国は、百年戦争の真只中にあり、飢饉やペストと戦っていました。
オスピスはもともとこの地方を席巻した飢饉で苦しむ病人やホームレスの世話をするための施し所。
1457年に初めてブドウ畑が寄贈され、寄贈ブドウから出来たワインの収益によって運営が成されて来ました。
また近年は、
『世界最大のワインオークション会場』
として、ブルゴーニュワインの品質を見極める極めて重要な意味を持ち、その開催期間は
『栄光の3日間』
と呼ばれます。
580年の歴史の重みに、ブルゴーニュの神髄を感じます。
コート・ド・ボーヌ地区の中心都市
ボーヌから、南に車で10分ほどの距離にある「ポマール」。
この辺りのワインは一括りで『ボーヌのワイン』と言われることもありますが、
ポマールだけは昔から「ポマール」という村の名で流通していました。
1936年にA.O.C法が制定される前の1924年には既に、「ポマール」としての栽培区域や栽培品種が決められていたほどです。
1960年頃の米国では
『ブルゴーニュと言えばポマール』
と言われました。
粘土と鉄分を豊富に含んだ土壌が、ワインに重厚な骨格とタンニンを与え骨太でフルボディな男性的ワインが生まれます。
「キュヴェ・レイモン・シロ」とは、寄進されたオスピス・ド・ボーヌ所有の銘醸畑。
エキス分が高く力のあるワインが産まれるその畑を評論家ヒュー・ジョンソンも
『ポマールの最上畑はエプノー、リュジアン、そしてオスピス・ド・ボーヌの所有する畑』
と三ツ星評価を与えています。
長熟で華開くのに15年以上はかかると言われるポマールですが、ポマールが見事に真価を発揮した
22年熟成ものです。
2004年は、ピノノワールの聖地「コート・ドール」の超秀逸年。
果実の豊かさとミネラル感が共存した
圧倒的グレート・ヴィンテージです。
満ち溢れるエネルギーと幾重にも重なった複雑性が内包。
厚みのある余韻がいつまでも続く
深遠なる仕上がりの超当たり年です。
熟成22年のたいへん希少性の高いバック・ヴィンテージです。
プルミエ・クリュ並の実力を誇る、このシロは、
セラーに大切に納めて頂ければ、更なる熟成によって、複雑さとエレガントさが見事に開花していくことでしょう。
希少なオスピスで尚且つ
超秀逸年のポマール最上畑は、
今後の価格上昇を見越しても今セラーに収める価値の高い1本です。