「指差す標識の事例」上下2巻 ◆イーアン・ペアーズ(創元推理文庫)

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イーアン・ペアーズによる歴史ミステリの傑作、「指差す標識の事例(An Instance of the Fingerpost)」上下2巻(創元推理文庫)です。最高の翻訳家4名(池 央耿/東江一紀/宮脇孝雄/日暮雅通)による共訳も大きな話題となりました。状態は、全般にかなり良好です。送料はクリックポストで185円です。

★内容: 1663年、クロムウェルが没し、王政復古によりチャールズ2世が復位を果たすも、いまだ動揺の続くイングランド。医学を学ぶヴェネツィア人のコーラは、訪れたオックスフォードで、大学教師の毒殺事件に遭遇する。誰が被害者の酒に砒素を混入させたのか? 犯人は貧しい雑役婦で、怨恨が動機の単純な殺人事件と目されたが・・・。衝撃的な結末の第1部に続き、その事件を別の人物が語る第2部の幕が開き、物語はまったく異なる様相を呈していく・・・。

 ヴェネツィア人の医学徒に続き、父の汚名を雪ごうと逸やる学生、暗号解読の達人にして幾何学教授、そして歴史学者の4人がそれぞれ手記を綴る。事件の真相が語られたと思ったのもつかの間、別の人物が語る事件の様相は、まったく違うものになっていき・・・。相矛盾する記述、あえて隠された事実、そしてそれぞれの真実・・・。嘘が真実を呼び、真実がを呼ぶ。果たして、誰の手記が真実なのか。4つの手記が織りなす謎の物語は、やがて予想外の結末へ・・・。4部構成の稀代の歴史ミステリを、4人の最高の翻訳家が手掛ける、驚異の傑作。

 ◎このミステリーがすごい! 2021年版 海外3位

★著者、イーアン・ペアーズ(Iain George Pear)は1955年、英国コヴェントリー生まれ。オックスフォード大学のウォダム・カレッジ、ウルフソン・カレッジ大学に学び、哲学博士号を取得。美術史家、ジャーナリスト、小説家。BBC、ZDFなどを経てロイターの記者としてイタリアやフランス、米国などで勤務。執筆活動では、1997 年の『指差す標識の事例(An Instance of the Fingerpost)』で成功を収める。主な作品としてほかに、美術史家「ジョナサン・アーガイル・シリーズ」、”The Dream of Scipio”、”Stone's Fall”、”Arcadia”など。

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