1937年に国王ジョージ6世の戴冠を記念して特別に製造された、
プルーフ仕様のハーフソブリン金貨です。
この年のプルーフ金貨は一般流通用には発行されず、王室向けの
特別セットにのみ組み込まれたため、現存数は非常に限られています。
発行枚数はわずか5,501枚。その中でもNGCによりPF65という高評価を
受けた個体はごくわずかで、本品はその貴重な一枚です。
鏡面のように輝く光沢と、繊細で深みのある彫刻。
プルーフコインならではの静かな存在感があり、長い時を経てもなお、
変わらぬ品格を湛えています。
同年の5ポンド金貨や2ポンド金貨はすでに世界的に高値で取引され、
入手が難しくなっています。このハーフソブリンも近年評価が高まり、
特に高グレード品は今後ますます出会う機会が少なくなると思われます。
<歴史と芸術が息づく記念金貨>
表面には穏やかで威厳あるジョージ6世の肖像、裏面には英国コイン芸術の
傑作とされるベネデット・ピストルッチ作「聖ジョージの竜退治」が
刻まれています。
この年だけ特別に製造されたプルーフ金貨は、英国王室史の節目を象徴する
存在であり、美術品としての完成度、歴史的な重み、そしてコレクターズ
アイテムとしての価値を兼ね備えています。