こちらはなんと!インドネシア・ボゴール産の天然砥石です。
用途は準仕上げ用となります。
硬さは硬く、砥粒は細かめです。
そのため研磨力はかなり穏やかで、砥石の上を刃が滑っているような感覚があります。
初めて使うと…
「これは本当に天然砥石なのか?」
「偽天然砥石を掴まされたのではないか!?」
「砥汁が全然出てこないんだけど…」
と、一瞬疑ってしまうほど独特な砥石です。
現地インドネシア(気温約30℃)で試し砥ぎをした際も、
「かなり硬い」「なかなか砥汁が出ない」という印象でした。
日本に持ち帰り冬季の低温環境で改めて使用すると、その硬さと滑り感はさらに強く感じられました。
ダイヤ砥石で目立てを行い、しっかり泥出しをすると研磨力は向上し、砥ぎやすくなります。
(しかしダイヤであまり目立てをやり過ぎると、仕上がりが荒くなります)
名倉砥石を使って泥を出してから砥ぐ方法もおすすめです。
表面がツルツルになってくると砥げていない、滑ってる感覚になりますが、やや力を入れて砥いでいくと小さな毛筋が目視出来ないぐらいまで鋼が滑らかになります。
力を入れて砥いでも、私はこの砥石で地金を引いたことはありません。
砥ぎ味は前述の通り、正直なところ扱いやすい砥石ではありません。
ただし、うまく砥ぎ繋いで【刃の黒幕1000→2000→5000→本砥石の順で砥ぐと】十分に実用的な切れ味が得られます。
体感としては、シャプトン黒幕8000~12000番前後に近い切れ味です。
砥石コレクションの一つとして
または使い難いけど「実用重視の天然砥石」としていかがでしょうか。