デノンのブックシェルフ型スピーカー「SC-CX101」です。
以下の整備を施しています。
・ コンデンサの交換
・ 配線の一部引換え
・ ワッシャー&ナットの交換
内蔵ネットワークの電解コンデンサをすべて新しくしています。(写真8枚目右下)
HPFはニチコン製音響向け電解「MUSE/ES」。LPFには同じくニチコンの「DB」を採用。
また、一部のフィルムをSPT製電解コンデンサに交換しています。
静電容量はすべてオリジナルと同等です。
LF側の内部配線を、VFF0.75sqで引き換えています。
バインディングポストを固定しているナットを真鍮無垢製に、ワッシャーを銅製に換装しています。
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キャビネットの状況は、細かい打痕と擦り傷があります。特に底面には目立つ傷があります。(写真3~5枚目)
また、バッフルには塗装の劣化と、突板のゆがみがあります。(6枚目右上、下)
※ 黒いシミのようなものは、天然の杢目の一部です。
前面ネットは、片方の隅に一か所穴があります。(6枚目左上)
バインディングポストのショートバーが付属しませんが、代わりに太めのショートコードが付属します。(8枚目右上、左下)
底面のコルクシールを撤廃、フェルト製に張り替えています。
バスレフポートのチューニング用フォームとケーブルは付属しません。
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ヨーロピアンサウンドを打ち出すデノンの小型2ウェイシステムです。
総突板張りのキャビネットは、ウーファーの保持を強化した堅牢な造りとなっています。
そのウーファーもアルミダイカストフレーム椀形二層振動板、また二階建ての基板で組まれたフィルター回路や、バイワイヤリング対応と、コストをかけられているスピーカーです。
音はフラットなバランスで、誇張が少なく素直な印象。小型ながら余裕を感じさせる音です。
整備では、古くなった部分の延命を主としているほか、ウーファーの音に張りを出すために、フィルムコンデンサをあえてケミコンに変更するなど調整してあります。
メーカーの熱がこもったスピーカーといえます。
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主な定格
・ 2ウェイ2スピーカー/バスレフ型/防磁設計
・ 寸法:157W x 257H x 234D mm
・ 重量:5.2kg
・ インピーダンス:6Ω
・ 再生周波数帯域:45Hz~40kHz
・ 出力音圧Lv:86dB/W/m