【真袖】山田順子/神の火を盗んだ女/初版/昭和12/紫書房,私刊/詩人柳沢健宛献呈署名識語入/著者肖像写真入/徳田秋声,竹久夢二の愛人/秋田生

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作者と作品
明治34年秋田県由利郡本荘町(現由利本荘市)生 秋田県立秋田高等女学校(現秋田県立秋田北高等学校)卒、大正9年に19歳で東京帝国大学出の弁護士増川才吉と結婚して小樽に住むが文学への志望が強く、仝13年に自作『水は流るる』を携えて上京、徳田秋声に師事、翌14年には夫と離婚 仝年秋聲の門下生で劇作家の足立欽一の尽力で聚芳閣より『流るるままに』を上梓、足立の愛人となり、また仝書の装丁を担当をした竹久夢二とも恋仲になり同棲するが程なく離別 翌15年には妻が急死した秋声の愛人となり、ジャーナリズムに「尊敬が恋に」と書きたてられ、また秋声はこの後「順子もの」と呼ばれる30編近い短編を濫作することになる 仝年順子の娘淑子が入門した舞踊家藤間静枝の恋人で、若きマルキスト勝本清一郎と恋に落ち、翌2年の末には秋声から追い出され勝本の許へ奔るが勝本とは1年で別れる その後西銀座でバー「Junko」を経営 秋声は仝10年に「順子もの」を集大成した『仮装人物』を完成し晩年の私小説の代表作となった 仝12年自分の言い分に耳を傾けずすべて否定するマスコミに対する抗議として自伝的小説を自費出版(これが本書)、その後も細々と文筆活動を続けたが、秋声の『仮装人物』で固定されてしまった順子像によりまともに批評されることはなく失意の晩年を送った閨秀作家、山田順子(1901~1961)の『神の火を盗んだ女』の初版本 昭和12年、紫書房(発行者は順子の娘山田淑子で直接予約販売方式をとっており実質的には私刊本)刊 象徴派の詩人柳沢健宛毛筆献呈署名識語入 小出次雄装丁及び口絵 著者肖像写真入 稀本
状態・その他
状態は稍難あり 背及び背の周縁部に痛みあり 綴じに難あり(造本が糸綴じでなくホチキスのため錆による劣化で大きく開くことは不可能) 仏装、カバー等はありません古いものですので、画像をよくご覧になり、ノークレーム、ノーリターンでお願いします


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