天気待ち 監督・黒澤明とともに 野上照代 羅生門以来黒沢組にかかわる著者の巨匠の逸話満載 クロサワと黒澤組の全貌を描いた名エッセイ!

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自宅保管の品です。中身は新品同様大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。

天気待ち: 監督・黒澤明とともに 初版
野上照代

クロサワと黒澤組の全貌を描いた名エッセイ集
『羅生門』から晩年までクロサワを支え続けた映画人による「まるで黒澤映画を観ているような」(井上ひさし)情感あふれる見事な一冊

本書は、一九九一年七月から九七年十月までの六年に亘り“キネマ倶楽部”というビデオ販売機構の会報に連載された「天気待ち」というエッセイが中心になっている。『羅生門』以来黒沢組にかかわる著者の、巨匠の逸話満載。

目次
第1章 最初の師匠・伊丹万作
第2章 箱庭人生・大映京都撮影所
第3章 女神の微笑・『羅生門』
第4章 東宝パラダイス
第5章 還らぬあの日々―追想『デルス・ウザーラ』
第6章 黒沢さんと動物たち
第7章 黒沢さんと音楽
第8章 感傷的な回想
第9章 黒沢組事件簿
特別付録 著者インタビュー「黒沢映画の秘密」


レビューより
戦後大映のスクリプターとして映画業界に入り、現在は黒澤プロのプロダクション・マネージャーを務める著者が、黒澤明監督との思い出を綴ったエッセイ集です。黒澤組の俳優(三船敏郎や志村喬)、撮影監督、助監督、果ては馬や蟻といった脇役陣との付き合いまでが実に興味深く描かれています。作曲家の武満徹や俳優の勝新太郎と黒澤監督との確執は、才能あふれる者同士が散らした火花の壮絶さを物語っています。しかし、複数の媒体に時期をたがえて掲載した複数の文章を寄せ集めて一冊に仕立て上げているために、構成にまとまりを欠いている気がします。その点が惜しまれます。内容に若干の重複が見られたり、また黒澤監督との思い出ばかりでなく、伊丹万作やその息子の伊丹十三といった必ずしも黒澤監督と直接の結びつきがない人々との回想も含まれていたりします。


黒澤の息吹に触れられます。ドデスカ’の風景、デルス’での信じがたい騒動や、著者(現在80歳過ぎてお元気)しか知らぬ、黒澤の他への憐憫、優しさが、ドスンと伝わってきます。なにより、黒澤に触れたい。映画をつかみたいなら、著者のような黒澤と共に物を作った関係者(評論家など論外)の著作が圧倒的に白眉だと読後に実感いたしました。


「影武者」の勝新太郎降板から「乱」での武満徹との軋轢までの、当事者ならではのエピソードが面白いです
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