1. 緻密に計算された電子音と、冷徹な機械的グルーヴ
「狂気的なシーケンスが支配する、インダストリアル・ロックの極致。」
本作の核となるのは、yukihiroの卓越したプログラミング技術によって編み上げられた、圧倒的な情報量を誇るデジタル・ビート!
ナイン・インチ・ネイルズやマントラ(Marilyn Manson)といったUS・UKのインダストリアル・ミュージックからの影響を色濃く感じさせつつも、より緻密で無機質な「冷たさ」が貫かれる。
変則的なステップを刻む電子リズムと、地を這うように歪んだシンセベースが、聴く者の精神を侵食していくような心地よいトランス感(高揚感)を生み出しています。
2. 静寂を切り裂く轟音ギターと、ダブ/ノイズの構築美
「ヘヴィ・ロックの衝動を、エレクトロニカの冷徹な美学で解体・再構築する。」
激しく歪んだ鋭利なギターリフが鳴り響く一方で、本作はアンビエントやダブ、ノイズ・ミュージックのエッセンスが幾重にもレイヤーされているのが大きな特徴。
音をただ詰め込むのではなく、空間の「余白」や「歪み(ひずみ)」を巧みにコントロールした音響デザインがなされており、一曲の中で静寂と轟音のコントラストがドラマチックに展開します。
yukihiroがドラマーとして培ってきた「リズムへの絶対的なこだわり」が、変拍子やブレイクビーツの細部に至るまで息づいています。
「退廃的な美意識、覚醒するエレクトロ。acid androidが到達した、美しき音響の迷宮。」
ヴォーカル・ワークにおいても、あえてエフェクトを深くかけ、楽器の一部として無機質に配置。
それがかえって、メロディの持つ叙情性とスタイリッシュさを際立たせている。
ポップネスへの迎合を一切排除し、自らの美学のみを追求して作られたこのアルバムは日本のオルタナティヴ・ロックシーンにおいて、最もストイックで、最もアヴァンギャルドな輝きを放つ名盤!
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