安堂ホセ ジャクソンひとり 河出書房新社

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ジャクソンひとり 安堂ホセ/著
発売日:2022/11/17

ノークレーム・ノーリターン・ノーサポートです。

第59回文藝賞受賞
衝撃のデビュー作!
東京に暮らすブラックミックスたちが企む鮮やかな逆襲劇

「実際に生きてるってこと。盗用したポルノごっこじゃなくて」
アフリカのどこかと日本のハーフで、昔モデルやってて、ゲイらしい――。
スポーツブランドのスタッフ専用ジムで整体師をするジャクソンについての噂。
ある日、彼のTシャツから偶然QRコードが読み取られ、そこにはブラックミックスの男が裸で磔にされた姿が映されていた。
誰もが一目で男をジャクソンだと判断し、本人が否定しても信じない。
仕方なく独自の調査を始めたジャクソンは、動画の男は自分だと主張する3人の男に出会い――。

こんなふうに分裂と統合を繰り返す快感と恐怖を同時に味わえる小説を、他に知らない。
――金原ひとみ

身体によって安易にカテゴライズされながらも、自分自身のその身体で生きて他者と出会うことが、痛みから生み出される言葉で描かれている。
――柴崎友香

ゲリラ戦を思わせる活劇の中で、増殖するジャクソンたちの意識の流れがリズムよく絡み、ドライブ感を高めてゆく。
――島田雅彦

本作が切り拓いた日本語文学の新しい可能性をこそ、私は評価したい。
――平野啓一郎 

他者を個人として扱えば「はっきり敵とみなす勇気」が持てず、
でも集団として見なせば容易に憎め、蔑め、殺すこともできる。
それが私たちの生きる社会だと実感させられた。
――文藝賞選考委員・角田光代氏

主人公たちの繊細な揺らぎを通して、私個人の記憶や感情を呼び起こされた。
そういう原石をこの小説と書き手は内包している。
――文藝賞選考委員・島本理生氏

からっと明るい文章の中には浸食するような絶望があって、苦しい気持ちにさせられる。偏見に鋭く切り込んだ内容もさることながら、その描き方も面白い。
――斜線堂有紀氏

凄い小説で、本読みに強くおすすめしたい。「今までこんな話読んだことなかった!」と、「なぜ今までこんな話を読むことができなかったのか(その理由の背景に自分もいるはずじゃないか)」という思いでぐるぐるになる。
――王谷晶氏

読み手のまなざしのありようが鋭く問われる。素晴らしいデビュー作
――倉本さおり氏・評(共同通信)

この小説は確かに独自の景色を見せてくれる。
終盤の狂騒も、締めの一文がもたらす余韻も見事
――水上文氏・評(文學界12月号)

第168回芥川賞候補作
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