サンヨーSS-70 -1956-
人気モデルSS-148を彷彿とさせる、円形ダイアル中心部のマジックアイ。
6E5の輝きが見る人を魅了します。
通常トランスレス機は、マジックアイに12Z-E8を使って低い電灯線電圧で動作させますから、明るくは光りません。
マジックアイを組むと、ヒーター電圧のやり繰りがキツキツになって、パイロットランプすら制限されます。
イルミネーションの魅力を高める為の対策として、本機にはマジックアイとパイロットランプ用に専用トランスが組まれています。
B電圧も150Vに昇圧されていますから、一般のトランスレス機より出力にも余裕がある設計です。
オーディオ回路は、NFBのオン・オフを音質調整に利用する仕組み。
初期型のトランスレスラジオは、定型のお決まりパターンというのが無くて、個性豊かな贅沢設計が楽しいです。
それにしても、何かが人の感性を揺さぶるのでしょう。
このラジオもまた、一度見たら忘れられないモデルであります。
幅37cm 奥行き15cm 高さ19cm 意外にズッシリ重量感のあるボディです。
このラジオに施した処置は以下の通り
・電源フィルターコンデンサ交換(トップ47μF、ラスト100μF)
・ペーパーコンデンサ交換(バイパス、デカップリング、ストッピング等)
・バリコンマウント、ポジション調整
・新品マジックアイ換装
・受信調整
プラスチックキャビネットには、 消しきれない瘢痕が残ります。
ぱっと見、気にならないレベルですが、細かいことを気にする方はお避けください。
ボリューム(P.U切替)は、若干のガリ、残留抵抗があります。このボリュームは2回路切替の特殊品につき、替えがありません。
さらに、P.U切替は接触不良の為、外部入力ができません。
電源スイッチ兼、段階式の音質ノブは、ストッパーが働かず周回してしまうようです。
動作はしますし、ラジオ放送を聴く分には問題ないと思いますが、完璧を求める方は入札をお控えください。
上記、ご理解の上のご検討をよろしくお願い申し上げます。